個人再生で保証人に与える影響は?求償権についても解説

連帯保証人

「保証人のいる借金は、個人再生をするとどうなってしまうの?」
「個人再生をするときは保証人に相談が必要?」

個人再生とは、利息の免除と借金元本の減額ができる債務整理です。

任意整理よりも借金の減額幅が大きく、「住宅ローン特則」を利用すれば、持ち家を手元に残したまま行えることが魅力です。

しかし、保証人のいる借金を抱えている人が個人再生を行うと、保証人に借金を肩代わりさせることになり、多大な迷惑がかかります。

本ページでは、個人再生が保証人に与える影響についてご説明します。

個人再生の無料相談はこちら

0120-236-040
0120-236-040

個人再生とは?

個人再生とは、裁判所を通じて行う債務整理で、利息の免除に加え、借金元本を最大で5分の1まで圧縮することができます。

個人再生は「債権者平等の原則」に基づき、すべての借金が対象となります。

しかし、「住宅ローン特則」を利用すれば、住宅ローンだけを対象から除外することができるため、持ち家を残して、その他の借金の負担だけを軽減することができます。

個人再生のメリット

個人再生をすると保証人に残額の一括請求がいく

前述の通り、個人再生では「債権者平等の原則」に基づき、すべての借金が対象です。

そのため、保証人のいる借金を抱えている人が個人再生を行うと、その借金も個人再生の対象となります。

保証人のいる借金の場合、個人再生をしても利息の免除や元本の圧縮が行われるわけではありません。

その借金の残額を支払う義務があなたから保証人に移り、保証人に一括請求されることになります。

交渉によっては分割支払いが可能な場合もある

あなたの個人再生により、保証人に突然借金残額の一括請求が行ってしまったとしても、「突然いわれても、一括で返済できない」ということもあるでしょう。

そこで、個人再生後の保証人の支払い方法をカード会社と交渉して、カード会社に分割支払いを認めてもらうこともあります。

もっとも多いのは、あなた自身の借金の返済条件のまま、保証人に引き継ぐかたちです。

たとえば、あなたが個人再生前、保証人付きの借金を毎月6万円ずつ返済していた場合、個人再生後は保証人が毎月6万円ずつの返済を引き継ぐということです。

保証人と本人が協力して返済することになる

個人再生の場合、保証人だけでなく個人再生を申し立てた本人も残額の一部を返済します。

たとえば、保証人付きの借金が500万円であった場合、そのうちの100万円を個人再生を申し立てた本人が支払い、残りの400万円を保証人が支払うことになります。

保証人がもつ求償権とは?

保証人は元来、お金を借りている本人に対し「求償権」という権利を持っています。

求償権とは、保証人が借金を肩代わりした際に、お金を借りた本人にそのお金を請求できる権利です。

保証人は、個人再生を行った相手に対し求償権を利用して、お金を借りた本人に肩代わりした借金を請求する権利はあるのですが、個人再生をした相手に対して、個人再生の再生計画案で指定された返済額の範囲内でしか求償権を用いることができません。

保証人が持つ求償権は2パターン考えられ、個人再生前に既に保証人が肩代わりしていた場合と、個人再生後に保証人が肩代わりする場合です。

まず、個人再生前に既に保証人が肩代わりしていた場合を考えてみましょう。

500万円の借金のうち、個人再生前に保証人が200万円を肩代わりしていたとすると、お金を借りた本人には300万円の借金が残っているわけですが、実際には、保証人が肩代わりした200万円は借金から無くなったわけではありません。

つまり、保証人は求償権があることから、保証人に対してお金を借りた本人が200万円の借金をしているという状態になります。

よって、お金を借りた本人は、300万円の借金が個人再生によって60万円まで減額できたとすると、保証人に対しての200万円の借金は40万円まで減額となり、保証人は、肩代わりした200万円分が求償権があったにもかかわらず、個人再生によって40万円の求償権となってしまうわけです。

次に、個人再生後に保証人が肩代わりする場合ですが、500万円の借金は個人再生によってお金を借りた本人の借金は100万円に減額されたとしますと、500万円を貸し付けていたところ(大元の債権者)は残りの400万円を保証人に請求することとなります。

保証人が、お金を借りた本人の借金を肩代わりするわけですから、400万円の求償権が発生すると思われるかもしれません。

しかし、個人再生における求償権は、再生計画案によって裁判所によって認められた額を超えてはいけないルールがあるため、必然的に1円も請求できなくなるというわけです。

つまり、個人再生後の保証人の肩代わりは、実質的に求償権が無くなってしまうのです。

個人再生の無料相談はこちら

0120-236-040
0120-236-040

保証人と連帯保証人、違いは?

保証人と連帯保証人は、本人が返済できなくなったときに借金を肩代わりしなければならないという点では同じです。

違いはなにかというと、保証人であれば返済義務に抵抗する「抗弁の権利」があるということです。

保証人は「催告の抗弁」「検索の抗弁」「分別の利益」という3つの権利が認められており、カード会社から一括請求をされたときに、借りた本人への請求、財産の差し押さえなどを主張できます。

一方で、連帯保証人は抗弁権を持っていませんので、カード会社から一括請求を求められたら応じるしかありません。

しかし、借金をした本人に返済能力がない場合や、すでに個人再生の申立を開始している場合には、保証人であっても連帯保証人であっても全額請求されてしまいます。

つまり、個人再生後は保証人であっても、連帯保証人であっても、同じ様に借金の肩代わりをしなければなりません。

保証人に迷惑をかけないためには?

保証人付きの借金がある状態で個人再生をすると、どうしても保証人に迷惑をかけてしまいます。

借金をする際に、保証人になってもらった人に迷惑をかけることは避けたいものです。

それでは、借金を整理するうえで、保証人に影響しない方法はあるのでしょうか。

任意整理を検討する

保証人のいる借金を抱えている場合、任意整理を検討するのもよいでしょう。

任意整理は、個人再生や自己破産と異なり、対象とする借金を自分で選ぶことができますので、保証人のいる借金を除外し、その他の借金だけを対象とすることが可能です。

ただし、任意整理は利息の免除と返済期間の延長しかできないので、借金の元本をへらす事はできません。

保証人にも債務整理を検討してもらう

保証人が「分割支払いを認めてもらったとしても、借金の肩代わりが難しい」という場合、保証人自身も債務整理を検討する必要があります。

利息を免除すれば返済していけそうな場合は、その借金だけを対象に任意整理をおこなうことになるでしょう。

一方、利息を免除しても状況の難しい状況であれば、保証人も個人再生や自己破産を行わなければなりません。

個人再生後に自分が誰かの借金の保証人になることは可能?

個人再生をした人がご家族や知人から「借金の保証人になってほしい」と頼まれた場合、ブラックリストに載っている間はできません。

個人再生を行うと、個人信用情報に傷がつく、いわゆる「ブラックリスト入り」をしてしまいます。

ブラックリスト入りをしている期間は、クレジットカードの使用作成やローンの新規契約などができないほか、借金の保証人になることもできません。

個人再生の場合、ブラックリスト入りする期間はおよそ5〜10年で、ブラックリストから外れれば再び保証人などになることも可能です。

個人再生の無料相談はこちら

0120-236-040
0120-236-040

まとめ

  • 保証人のいる借金を抱える人が個人再生をすると、保証人にその借金の一括請求がいく
    ・個人再生では債権者平等の原則に基づき、対象とする借金を自分で選べない
    (住宅ローン特則を利用すれば、住宅ローンだけは例外的に除外できる)
    ・カード会社との交渉によって、分割での返済が可能になる
    ・個人再生の再生計画案にあわせて、借金をした本人と保証人で協力して返済していくことになる
    ・保証人は求償権を持っているが、個人再生をした相手には再生計画案に指定された金額の範囲内でしか請求できない
    ・個人再生をすると、保証人にも連帯保証人にも迷惑がかかる
  • 保証人に迷惑をかけないためには?
    ・個人再生ではなく、任意整理を検討する
    ・保証人にも債務整理を検討してもらう

個人再生相談室のTOPへ

個人再生相談室では
無料相談実施中!!

個人再生の無料相談・ご依頼は以下よりお電話・メールにて承っております。メール場合は24時間受け付けておりますので、お気軽にご利用ください。

電話受付は下の番号をクリック

0120-236-040

受付時間 平日 :9~21時
土日祝:9~18時
※夜間・土日祝相談可
定休日 12月31日~1月3日
※また、大型連休中の休業や臨時休業もございますので、詳細は心グループニュースをご覧ください。
運営 弁護士法人心
東京(東京駅・池袋駅)、千葉(柏駅)、愛知(名古屋駅2ヶ所・荒子川公園駅・豊田市駅)、三重(津駅・松坂駅)、岐阜(岐阜駅)の10か所で相談可
運営事務所の詳細はこちら