個人再生による奨学金の扱いは?奨学金の保証人に影響は?

奨学金

「奨学金は個人再生の対象に含まれるの?」
「奨学金を個人再生すると親にバレるって本当?」

社会人になってから、学生時代の奨学金の返済に苦しむ人も多いといいます。

借金の返済が困難になり、個人再生を行うと、奨学金の扱いはどのようになるのでしょうか。

個人再生における奨学金の扱いは保証人・連帯保証人の有無によっても異なります。

本ページでは、個人再生における奨学金の扱いや、保証人・連帯保証人がいた場合の影響について詳しくご紹介します。

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奨学金は個人再生の対象に含まれる?

奨学金とは、大学・専門学校などに進学するために借りるお金のことです。

日本学生機構や地方自治体、民間企業など、奨学金制度を持つさまざまな団体から借り入れることができ、通常のカード会社からお金を借りるよりも、低金利でお金を借りられます。

このように奨学金はカード会社からの借金とは異なる性質をもちます。

しかし、個人再生を始めとする債務整理の観点では、借金であることに変わりありません。

個人再生では、すべての借金がその対象となりますので、奨学金も対象となります。

つまり、個人再生によって20%までの圧縮が認められるケースでは、仮に300万円の奨学金があるとすれば、60万円にまで圧縮されるというわけです。

個人再生すると借金が大幅に減る!?/個人再生の減額率を解説

保証人・連帯保証人のいる奨学金は個人再生するとどうなる?

奨学金を抱えている人が個人再生を行う場合、その奨学金を借り入れたときの契約内容によって、結果が異なります。

まず、保証人や連帯保証人を立てて奨学金を借り入れている場合、個人再生を行うことによって、その請求が保証人や連帯保証人に行ってしまいます。

個人再生といえば、借金の利息の免除・元本の圧縮が可能となる債務整理ですが、その借金に保証人・連帯保証人がいる場合、話は別です。

まず、個人再生によって、あなたの奨学金は圧縮されることとなります。

200万円の奨学金があるとすれば、40万円にまで圧縮できる可能性があるわけですが、保証人がついているとすれば、圧縮分の160万円が無くなるわけではありません。

圧縮分の160万円が保証人・連帯保証人に請求されてしまうわけです。

しかも、多くのケースで一括請求を求められるため、保証人・連帯保証人に多大な迷惑がかかることになってしまうことでしょう。

奨学金の保証人といえば、多くの場合、親御さんなどの親族ではないでしょうか。

つまり、あなたが個人再生をすると、親御さんなどの親族に突然多額の請求が行くことになってしまいます。

たとえば、「個人再生を親にバレずに行ないたい」と思っていても、奨学金の一括請求がいってしまうため、ほぼ確実に親御さんにバレてしまうというわけです。

そのため、保証人・連帯保証人を立てて奨学金を借りており、親御さんに秘密で借金をどうにかしたい人は、個人再生以外の手段(任意整理)を検討することをおすすめします。

また、奨学金を保証人・連帯保証人を立てて借りている人で、個人再生を行う場合は、手続き前に保証人・連帯保証人に連絡・相談するようにしましょう。

交渉次第では保証人・連帯保証人の分割支払いを認めてくれることもある

前述のように、個人再生を行うと、保証人・連帯保証人のいる奨学金は、その残額が保証人・連帯保証人に一括請求されてしまいます。

しかし、保証人・連帯保証人が「一括支払いは厳しいが、分割払いなら返済できる」という場合、奨学金を借り入れている団体との交渉によっては、分割返済を認めてくれる可能性もあります。

一方で、一括請求された奨学金の残高を保証人・連帯保証人がどう頑張っても返済が難しい場合、保証人・連帯保証人も個人再生などの債務整理を行う必要があるでしょう。

機関保証で借りた奨学金を個人再生すると?

奨学金は、保証人や連帯保証人を立てずに借りる方法もあります。

その場合、保証人・連帯保証人を立てる代わりに、保証会社に保証料を支払い、機関保証として利用します。

たとえば、日本学生支援機構から奨学金を借りる場合、保証会社として日本国際教育支援協会が保証人の代わりとなってくれます。

保証会社は、あなたが奨学金を支払えなくなると、一時的にあなたの代わりに奨学金を肩代わりして返済してくれます(代位弁済)。

そして、あなたは、代位弁済をしてくれた保証会社に対して返済していくことになります。

つまり、債権者が、奨学金を貸し付けたところから、保証会社に変わるというわけです。

機関保証を利用している人が個人再生をする場合、親御さんなどの親族が保証人・連帯保証人というわけではないので、身内に一括請求が来て迷惑をかけてしまうということはありません。

そのため、保証人・連帯保証人のいる借金よりも気兼ねなく、個人再生を行えるといえます。

保証会社によって個人再生を反対されてしまうこともある

ただし、個人再生をするとき、機関保証を用いた奨学金があると、保証会社があなたの個人再生に反対し、個人再生に失敗してしまう可能性があります。

個人再生には「小規模個人再生」「給与所得者等再生」の2種類があります。

このうち、小規模個人再生を選択する場合、カード会社や保証会社などによる可半数以上の賛成(あるいは、借金総額のうち過半数以上を貸しているカード会社からの賛成)がなければ、個人再生が認められず、失敗に終わってしまいます。

個人再生を反対される可能性が高いと判断される場合は、債権者に反対権のない給与所得者等再生を選択するのも一つの手です。

給与所得者等再生であれば、機関保証の奨学金を個人再生によって圧縮することが可能でしょう。

しかし、給与所得者等再生にもデメリットはあります。

それは、会社員、OLなど継続した収入がある人でなければ、手続きできないことや、個人再生後の返済額(計画弁済額)が高額になってしまう可能性があることです。

このように、小規模個人再生と給与所得者再生のどちらを選ぶかは、判断が難しいところもあるため、依頼する弁護士によく相談するようにしましょう。

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個人再生以外の方法で奨学金を減らすためには?

特に、保証人・連帯保証人を立てて奨学金を借りている人の場合、保証人・連帯保証人となる親御さんが経済的に安定しており、奨学金の残高を支払ってくれるのであれば問題ありません。

しかし、親御さんが経済的に不安定な場合などは、「親に迷惑がかかるから、個人再生はできない」と考える人も多いと思います。

そんな人のために、以下では個人再生以外の奨学金の減額方法についてご紹介します。

利息・遅延損害金カットが可能な任意整理を検討してみる

保証人・連帯保証人に迷惑をかけず、奨学金を返済するためには、「任意整理」を検討してみるのもおすすめです。

任意整理とは、利息の免除・返済期間の延長を交渉できる債務整理です。

返済が遅延したときに生じる「遅延損害金」がある人の場合、これも免除できる可能性が高いです。

奨学金は、カード会社からの借金より金利が安いうえに、返済期間も長期なため、奨学金自体を任意整理しても意味がありません。

任意整理は個人再生と違い、整理対象とする借金を自由に選択することができます。

なので、奨学金以外の借金を任意整理し、全体的な返済を抑えるということができるわけです。

例えば、月々の返済が、奨学金3万円に加えて消費者金融やクレジットカードのリボ払いが8万円あるとしましょう。

全体的な月々の返済額は11万円(3万円+8万円)となりますが、奨学金以外の借金を任意整理することによって、月々の返済額を7万円(3万円+4万円)とできる可能性があります。

※利用している消費者金融・銀行・クレジットカードによって、任意整理で得られる効果は変動しますが、多くのケースで、月々の返済額を半分程度にすることができます。

また、この場合、奨学金は任意整理の対象から外しているため、これまで通り返済を続けることとなり、もちろん保証人に迷惑を掛けることもありません。

個人再生と任意整理どちらが賢い選択?違いは何?

「返還期限の猶予制度」を利用し返済期間を延ばしてもらう

奨学金を貸し出している代表的な団体である「日本学生支援機構」では、奨学金の返済が難しくなってしまった人のために、「返還期限の猶予制度」という制度があります。

この制度では、災害や病気、怪我、失業などで経済的に困窮し、奨学金の返済が困難になってしまった人を対象に、最大で10年間奨学金の返済を休止することを許しています。

お金に困っている状態が一時的であるならば、この制度を利用し、奨学金の返済が可能な状態になってから返済を再開するのもよいでしょう。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/yuyo/index.html

「減額返金制度」で月々の返済額を少なくしてもらう

日本学生支援機構には、経済的な理由で奨学金の返済が困難な人のために「減額返還制度」もあります。

減額返還制度とは、月々の返済額を2分の1や3分の1に減額し、返済期間を延長することによって、毎月の負担を軽減できるという制度です。

1回の申請に付き12ヶ月間適用され、最大で15年まで延長が可能です。

返済総額そのものが減額されるわけではありませんが、月々にかかる負担が軽減されます。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/henkan_konnan/gengaku/index.html

在学中なら成績優秀者を目指し「返還免除制度」を狙う

日本学生支援機構では、成績が優秀な人に対し、奨学金の「返還免除制度」を実施しています。

この制度は、奨学金を借りて学校に行っている人のなかで、成績が優秀であれば、奨学金の返済を免除してもらえるというものです。

現在、在学中の人であれば、このような制度を目指して勉学に励むのもよいでしょう。

個人再生すると保証人にどのような影響を与える?
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まとめ

  • 奨学金も借金の1つなので個人再生の対象に含まれる
    ・保証人・連帯保証人のいる奨学金の場合、返済請求が保証人・連帯保証人に行く
    ・保証会社による機関保証の場合、利息カット・元本圧縮を受けられるが、保証会社によって個人再生を反対される可能性もある
  • 奨学金がある場合、個人再生以外の手段も検討してみましょう
    ・利息・遅延損害金をカットできる任意整理を検討してみる
    ・「返還期限の猶予制度」「減額返金制度」「返還免除制度」など奨学金特有の制度を利用する

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