借金300万円は個人再生するとどうなる?

300万円の個人再生「300万円の借金を個人再生するとどうなる?」
「個人再生で300万円の借金はいくらまで減るのか?」

借金問題を法的に解決する手続きである債務整理。

中でも、借金を大幅に減額してもらえる個人再生は、多くの人に利用されている手続きです。

300万円の借金を個人再生すると、基本的に借金は100万円まで減額されます。

しかし、個人再生は借金を減額してもらえる代わりに、清算価値保証の原則と呼ばれるあなたが持つ財産以上の金額は返済することが必須です。

そのため、多くの財産を持っている人の場合、借金の減額率が減る可能性があります。

今回は、個人再生によって300万円の借金がどうなるのか詳しく解説するとともに、任意整理やおまとめローンといった、その他の方法とも比較してみたいと思います。

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平均的な年収の人に300万円の借金返済はかなり厳しい

まずは、300万円という借金の重みが、どの程度のものなのか説明しておきたいと思います。

日本の平均年収は432万円

平成29年度の日本の平均年収は432万円ということですが、男女の内訳は以下の通りです。

・男性:531万円
・女性:287万円

また、正規雇用者では493万円、非正規雇用者の場合は175万円となっています。

ここまでの前提において、仮に平均年収である432万円の場合、

・住民税:20万円
・所得税:9.64万円

となり、手取り給料は342万円となるわけです。そして、ここから家賃、食費、光熱費といった生活費を賄っていくことになるため、

・家賃:10万円/月
・光熱費:2万円/月
・食費:5万円/月
・保険料など:3万円/月
・雑費、交際費など:3万円/月

とした場合、合計276万円/年となり、自由に使えるお金は66万円になります。また、言うまでもないことですが、平均年収より低い場合には、さらに厳しい状況になるでしょう。

そのままの返済では利息が膨大

66万円を月次でみると、5.5万円です。

これを全て300万円の借金返済に充てた場合、

・返済回数:115 回
・利息:3,297,467 円
・返済総額 :6,297,467 円
(金利:実質年率18.0% )

ということで、利息が約330万円と元本の倍以上になるうえに、完済までに10年ほどかかるという目も当てられない結果になってしまいます。

そして、配偶者や子どもがいた場合には、さらに返済できる金額が減ってしまうため、ますます厳しい状況になるでしょう。

一般的な借金返済能力は、収入から支出を引いた金額となるため、もっと年収の多い人であれば問題なく返済できる可能性もあります。

しかし、あくまでも平均的な年収においては、300万円という借金はかなりの負担になると認識しておくべきなのです。ただし、借金の利息がどの程度かによっても、返済負荷は大きく異なります。

おまとめローンという選択肢もあるが……

複数のカード会社からの借金を一つにまとめる「おまとめローン」は、消費者金融よりも安い金利で借りられるため、返済の負担を減らすことが可能です。

おまとめローンで一つにした300万円の借金を毎月5.5万円返済した場合、

・返済回数:62 回
・利息:362,613 円
・返済総額 :3,362,613 円
(金利:実質年率4.5% )

となります。

よって、そのままの金利で返済を続けるよりは、かなり利息の負担が軽減されることになるわけです。

しかし、毎月5.5万円の借金を5年以上返済し続ける必要があるため、それが可能な経済力があることが前提となります。

おまとめローンと個人再生はどちらがお得?違いは?

300万円の借金を任意整理

300万円の借金を任意整理するとどうなるのか説明します。

任意整理とは

任意整理とは、カード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)に任意の交渉に応じてもらうことで、将来的に発生する利息のカットや、分割払いの回数を調整してもらえるよう合意する債務整理の1つです。

任意整理のメリット

任意整理のメリットは、

・利息がなくなるため借金返済の負担が大きく減る
・整理する借金の対象を自由に選べる

ことです。

したがって、先ほども紹介したように借金300万円の利息はかなりの金額になるため、利息がカットされるのはかなりのメリットといえるでしょう。

任意営利では通常、借金の元本を3年~5年で返済することになります。

また、任意整理では自動車ローン返済中の車を整理対象から外せば車を手元に残せますし、保証人付きの借金を整理対象から外せば他人に迷惑をかけることもありません。

任意整理のデメリット

いっぽう、任意整理のデメリットは、

・借金の元本自体は減らない
ブラックリストに載る

任意整理は個人再生のように借金の元本が減額されることはないため、借りた分の金額をそのまま返済する必要があります。

また、任意整理すると信用情報機関が収集、管理する信用情報(カード会社と顧客の取引情報や債務整理の記録)に事故情報として登録されるため、5年程度の期間カード会社から新たな借入ができなくなるというデメリットもあるのです。

なお、信用情報機関とは、カード会社と顧客が適正に取り引きできるよう、信用情報を収集、管理する機関となっています。

任意整理を選ぶポイント

ここまで紹介したように、300万円の借金を任意整理して3年で返済する場合には、毎月約8.4万円の借金を問題なく返済できる経済力が必須です。

しかし、そのような人はそれほどたくさんいないと思われますので、あまり現実的な話ではないといえるでしょう。

ただし、

・自動車ローン返済中の車やバイクを手元に残したい
・保証人付きの借金がある

といった人にとっては、これらの借金を整理対象から除外できる任意整理は非常に有効な手段といえるのです。

言い換えれば、これらの対応が必要ない場合、300万円の借金は個人再生した方が返済の負担を大きく下げられるため、メリットが多いといえます。

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300万円の借金を個人再生するとどうなるのか

では、300万円の借金を個人再生することで、いくらまで減額され、どう返済していくのか説明します。

個人再生とは

個人再生とは、裁判所に申し立てすることで借金を1/5~1/10程度まで減額してもらえ、残りを原則3年間で返済できれば完済扱いにしてもらえる債務整理の一つです。

個人再生は、基本的に個人で5,000万円以下の借金が対象になり、減額後3年間で返済できる経済力があれば申し立てすることができます。

ただし、個人再生には「清算価値保証の原則」と呼ばれるルールがあるため、借金を減額してもらえる代わりに、最低限あなたが持つ財産以上の金額と同等以上返済することが必須です。

個人再生のメリット

個人再生のメリットは、何といっても借金が大幅に減額されることでしょう。

個人再生後に支払うべき借金は「最低弁済額」と呼ばれ、借金の減額率は借金の大きさによって以下のように定められています。

最低弁済基準額

なお、先程説明した通り、5,000万円以上の借金は個人再生できません。

したがって、300万円の借金を個人再生すると100万円まで減額してもらえ、これを原則3年間(最大5年まで延長可能)で返済していくことになります。

よって、毎月約2.8万円を3年間返済し続けられれば、借金を完済したことにしてもらえるわけです。

さらに、個人再生には借金を減額してもらいながら、住宅ローンが残った自宅を手元に残せる「住宅ローン特則」という制度もあります。

個人再生の効果

個人再生のデメリット

個人再生は借金を大幅に減額してもらえる反面、以下のようなデメリットがあります。

  • ブラックリストに載る
  • 官報に載る
  • 借金の整理対象が選べない
  • 同居した家族がいる場合、個人再生したことがバレやすい

個人再生すると任意整理と同様ブラックリストに載ってしまうのですが、事故情報の掲載期間が5年~10年程度と長めになるため注意が必要です。

また、個人再生は裁判所を介する手続きであるため、官報(政府が発行する新聞のようなもの)に名前や住所、個人再生した事実などが掲載されてしまいます。

しかし、官報は一般の人が目にする機会はほとんどないため、それほど心配はいらないでしょう。

そして、個人再生は任意整理のように借金の整理対象が選べないため、原則として全ての借金が整理対象になります。そのため、

・自動車ローン返済中の車やバイクを手元に残したい
・保証人付きの借金がある

という人には向いていません。

さらに、個人再生を裁判所に申し立てする場合には、世帯全体の収支状況を申告しなくてはいけないため、光熱費の明細や家計簿が必要となり、個人再生したことを家族に内緒にしておくことが困難になるのです。

また、同居する家族に収入がある場合には、その給与明細を提出する必要もあるため、さらにハードルが高くなります。

家族に秘密で個人再生できる?バレずにできる場合も・・・

財産がたくさんある人は要注意

300万円の借金は、最低弁済額が100万円と説明しましたが、それはあくまでも所有する財産が100万円以下だった場合に限ります。

先ほど説明した通り、個人再生には清算価値保証の原則があるため、財産が100万円以上だった場合には、最低弁済額がその金額まで引き上げられることになるのです。

なお、このとき引き上げられた最低弁済額は、「計画弁済額」と呼ばれています。

たとえば、借金額300万円で市場価値が150万円の車を保有していた場合には、計画弁済額は150万円になるわけです。

ちなみに、清算価値とは、あなたが自己破産した際、保有する財産を処分しカード会社に分配した金額と同等の価値となります。

そして、清算価値は、車以外にも、不動産や株式、保険の解約返戻金、退職金見込額なども対象になるため、注意が必要です。

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300万円の借金を個人再生した事例

最後に、300万円の借金を個人再生した事例をいくつか紹介したいと思います。

Aさん:借金額300万円・清算価値なし

300万円の借金があったAさんは、毎月の返済額が11万円と非常に苦しい状況でした。

Aさんには主だった財産もなかったため、個人再生すると、

・最低弁済額:100万円
・返済回数:36回
・月返済額:2.8万円

となります。

したがって、300万円もあった借金が100万円まで減額され、毎月の返済額も11万円から2.8万円まで減るため、返済の負担が非常に軽くなるわけです。

Bさん:借金額300万円・清算価値なし・住宅ローンあり

Bさんは、毎月8万円の住宅ローン返済と11万円の借金返済を平行していたため、生活が苦しくなり債務整理することにしました。

年収が比較的高いBさんには任意整理という選択肢もあったのですが、マイホームを失いたくないという強い希望があったため、住宅ローン特則が利用できる個人再生で債務整理することになったのです。

Bさんが個人再生した結果、

・最低弁済額:100万円
・返済回数:36回
・住宅ローン:減額なし、返済額8万円/月
・月返済額:2.8万円+8万円=10.8万円

となり、住宅ローンはそのまま残ることになりますが、借金は100万円まで減額してもらえました。

したがって、マイホームを残しつつ毎月の借金返済の負担が約半分程度まで圧縮されたというわけです。

Cさん:借金額300万円・清算価値150万円

Cさんの借金は300万円だったため、最低弁済額は100万円ということになるのですが、車や株などを含めた清算価値が10万円あったため、個人再生すると、

・最低弁済額:100万円
・計画弁済額:150万円
・返済回数:36回
・月返済額:4.2万円

となり、借金の減額率が若干減ってしまいます。

しかし、借金の返済を優先したかったCさんは、財産を全て処分して借金の返済に充当させたのです。その結果、財産は失いましたが、借金をゼロにすることができました。

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まとめ

  • 300万円の借金を毎月5.5万円10年間返済し続けるt、利息が300万円以上になる
  • 300万円の借金をおまとめローンにまとめ、利息は30万円程度まで減るが、毎月5.5万円返済し続けると完済まで5年程度かかる
  • 300万円の借金を個人再生すると、最低弁済額は100万円になるため、毎月2.8万円を36回(3年間)で返済できれば借金を完済扱いとなる
  • 300万円の借金を任意整理すると、利息はゼロになるが、毎月8.4万円を3年間返済し続ける必要があるためハードルが高い
  • 100万円以上の財産を持っている人が300万円の借金を個人再生しても、計画弁済額は100万円以上になるため、減額率が減る点に注意が必要
  • 住宅ローン特則を使えば、借金を減額してもらいつつマイホームを残すことができる

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